【レポート】山下浩生主宰 第18回トロンボーンアンサンブルを楽しむ会の様子
7月22日(土) 18:00~21:00 旧ドルチェ楽器9階 大阪店にて
第18回トロンボーンアンサンブルを楽しむ会を開催しました。
曲目
・FANFARE / P.Dukas
・PAVANE / M.Ravel
・ADAGIO / A.BRUCKNER
当日の様子
「第18回トロンボーンアンサンブルを楽しむ会」もたくさんの方々にご参加いただきました。
初めてご参加の方もいらっしゃいましたが、参加者皆さんの温かい空気感と音楽を素直に楽しまれている様子で、すぐに中に溶け込まれており、とても心がほっこりしました。
初めは、「ダブル・トリプルタンギング」をテーマに、楽譜を用いず”自分自身の音と向き合う”ウォームアップを行いました。
シングルタンギングとは違い、ダブルやトリプルができているのか自分自身では不安だったことも、ゆっくり確認しながら進めていき、皆さんで一緒に一つずつできるようになっていく様子が見られました。
ウォームアップの楽譜はたくさん売られていますが、毎回楽譜に向き合ってこなすことから少し離れて、自分の奏る音や過程に向き合う時間もとても大切だということを改めて気づくことができました。
ウォームアップの後は、全員でアンサンブルを行いました。
毎回取り組んでいるエワイゼンの作品は、今回お休みし、参加者の方が持ち寄って下さった8重奏の作品や、カルテットを倍管(人数を2倍にして編成すること)で演奏しました。
普段の大人数のアンサンブルとはまた違い、それぞれの音を聴きながら大編成アンサンブルを楽しめる時間でした。
そして、参加者の皆さんの読譜力・アンサンブル力が格段に良くなられ、感動しました。
特に今回は、全ての作品が皆さんにとって初めて演奏する作品だったのにも関わらず、二、三回音を鳴らした後はすぐに曲になってきている感覚があり、演奏している側はハードな作品だったかもしれませんが、聞いている側はとても心地よい素敵なアンサンブルでした。
参加者同士で楽譜を交換して演奏してみたり、コミュニケーションがとても増えており、第0回目に比べて、音楽仲間の繋がりが広がっていく姿を見ることができました。
そして、とても面白いことに、ハードな作品を3作品演奏しているにも関わらず、休憩中も全く休憩ではなくずっと音出しされている参加者の皆さん。
皆さんのとても素敵な「音楽とトロンボーンへの愛」に私まで笑顔になりました。
次回取り上げる作品の一つは、トロンボーン奏者のレジェンド方が演奏されていた作品を演奏される予定で、今からワクワクで溢れています。
まとめ
アンサンブルだけの関係ではなく、音楽仲間として参加者の皆さん同士の繋がりが見られるようになり、とても嬉しく思います。
また休憩中、参加者の皆さんから自然とディスカッションが行われました。
「たくさん吹いた後のクールダウンはどうされていますか?」
皆さんで、クールダウンを行っているかどうか、もしされているならどのようなことをしているか。そんな気になることを皆さんで話されている様子を見ることができました。