【レポート】山下浩生主宰 第9回トロンボーンアンサンブルを楽しむ会の様子
10月16日(日) 18:00~21:00 旧ドルチェ楽器大阪店9階にて
第9回トロンボーンアンサンブルを楽しむ会を開催しました。
曲目
・E. Ewazen : Posaunenstadt
・E. Ewazen : Grand Canyon Octet
当日の様子
「トロンボーンアンサンブルを楽しむ会」の始めは、参加者全員での音出しウォームアップを行いました。
初めて楽器を吹き始めて、自分にとって無理をしつつ頑張らないとできないような必要のないことを、自然と身につけて実践してしまっていることが多々あります。
そこで、初めのウォームアップでは、楽にいい音で響かすための必要なことだけを、一緒に整理して楽器に反映させる時間となりました。
参加者皆様が真剣な眼差しで吸収されている様子が見られました。
普段の奏法から取捨選択をし、少し意識をして必要な力のみで吹くだけで、その時の音色は格段に良くホール全体が響いていました。
第9回は、エワイゼン作品dayとなり、参加者皆様とても楽しんでおられました。
参加者の方の持ち寄り楽譜の音出しを全員で演奏してみたり、毎回違う作品のアンサンブルに触れることができるので、月一の楽しみとして参加される方が増えてきたように感じます。
毎月初めましての参加者がおられ、初めての参加は緊張されている様子が見受けられますが、1時間も経たないうちにとても表情が和らぎ、アンサンブル会の参加者様同士の空間がとても温かくアットホームに感じました。
アンサンブル会終了後は「来月も参加します」とのお声がけをいただくことが多々あり、とても嬉しく思います。
そして、時間をかけてじっくり仕上げる予定の「Grand Canyon Octet」を取り組みました。
音の頂点へ向かう時やハーモニーを聞かせたい時に、とても重厚でビシッといい音が響く瞬間が多々感じられました。
まとめ
前回と同様にウォームアップの時間を設けました。
必要な力だけを演奏に活かすためにも、ゆっくり一緒にいい音作りから取り組むことで響きが増す様子が見られました。
アンサンブルを楽しむためや、息抜きなどの目的で参加されている方が大半ですが、たったの3時間で参加者皆さんの技術力とアンサンブル力が身に付いておられて、驚きました。
帰りも「楽しかった」と笑顔で参加者さん同士で会話されており、とても心が温かくなりました。
「トロンボーンアンサンブルを楽しむ会」はどなたでも大歓迎です。お一人の参加に抵抗がある方でもすぐに馴染めるような、温かい笑顔の絶えない空間です。
『トロンボーンアンサンブルを楽しむ会』は、月に一回ドルチェ・アートサロン9階にて開催しております。
次回は、11月20日(日)18:00~21:00開催予定です。